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      世界遺産となった百舌鳥・古市古墳群はほとんどが「陵墓」で構成され、公開されていない。その名称も天皇陵古墳として登録されたが、最大の大山古墳は本当に仁徳天皇の墓なのか。世界の墳丘墓の現状なども参考にし、文化財としての「陵墓」をどう保存、整備し、公開へ向けてゆくのかを考える。
      
      もくじ
      「陵墓限定公開」四〇周年を迎えて─あらたな課題を生む世界遺産登録 宮川 徏
      
      I基調講演・報告
      「陵墓限定公開」四〇年と現状から考える 今尾文昭
      1 現代社会と陵墓
      2 「陵墓限定公開」二〇年シンポジウムから
      3 「陵墓限定公開」三〇年シンポジウムから
      4 昭和天皇の陵墓行幸と科学
      5 今後に向けて
      
      大仙古墳は允恭(倭王済)墓である 岸本直文
      1 大仙古墳の墳丘と出土遺物
      2 倭国王墓と二系列と古市・百舌鳥古墳群の築造順
      3 大仙古墳の年代
      4 大仙古墳の被葬者
      
      副葬品からみた大山古墳─前方部石室出土の甲冑をめぐって 滝沢 誠
      1 大山古墳の副葬品
      2 大山古墳前方部石室出土の甲冑
      3 甲冑から探る大山古墳の年代
      
      世界の墳墓と世界遺産 中久保辰夫
      1 世界の墳墓・墳丘墓
      2 墳丘研究の可能性と課題
      
      調査手法の進展と「陵墓」情報の充実 新納 泉
      1 国土地理院データの利用
      2 大山古墳の設計原理
      3 今後の調査手法
      
      近代天皇制と「陵墓」 高木博志
      1 なぜ天皇制は「万世一系」の陵墓の体系が必要なのか
      2 世界遺産と「仁徳天皇陵古墳」
      3 史実よりも神話や物語
      
      II 討論 文化財としての「陵墓」と世界遺産 司会 福島幸宏
      
      III 資料